サイトウ タカヒコ Portfolio (旧HP)

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2005年 11月 16日

「靴下に穴が開いてないといいなぁ。」

ブッシュが金閣寺の座敷に上がる時にこう言ったとか。テキサスカウボーイめ。

んなことより空デのドラマ実習に行ってきました。

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さすが空デ。お見事。演劇をやっている主人公という設定には空デの実習ということへの

考慮が見受けられます。でも、やっぱ舞台美術いいわ。

「映像科の最後の特攻機」ことHi-Visionの性能はさすがというところ。次世代。

まあ一億かけてさすがじゃなきゃ詐欺なんだけれども。


今日見たもの
アニメーション「ジョン=フランソワ・ラギオニ短篇集」
昨日イメラで向かいの人が見てた。アンリ・ルソーが切り絵アニメになるとこんな感じという感じ。他にもデ・キリコとか近代画家の作風がうまく活かされている。物語としてはどこか不条理的な印象。三作しか見られなかったけど「ある日突然爆弾が」が一番良かった。
映画「さらば箱舟」監督 寺山 修司
やっと見られた。原作はガルシア・マルケスの伝説的長編「百年の孤独」こっちじゃない。百年村(原作ではマコンド村)の繁栄から衰退、そして消滅と村の主である時任家(原作ではアルカディオ家)を軸にした物語。繁栄、衰退、消滅という演劇的にも相通ずる要素を寺山節で表現した寺山修司の遺作となる映画。
読んでから一年くらい経つが、原作があるものはなるべく先に読んでおいた方がいいと実感。ラストの結びは良いか悪いか判断つけかねるが、消滅という原作の結びへの寺山なりの結論なのかもしれない。「人間は中途半端な死体として生まれ、一生かかって完全な死体になるんだ。」というのは本作の代表的台詞。
「百年の孤独」は12月にこちらの方々によっても舞台化されます。

あと今日気づいた。馬鹿だ。俺は。うん、とりあえず戒めておこう。
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# by s-tou-takahiko | 2005-11-16 23:11 | 雑想(制作以外)
2005年 11月 15日

ジャケツ!

川本喜八郎「詩人の生涯」は「ジャケット」をやたら「ジャケツ」と言うのが印象的でした。

今日は空間演出デザイン学科がドラマ実習をやっているとのことだったので、見学させても

らおうかと学校に行ったが「とりあえず今日は許可をとって明日から来てください。」の一言。

この時点で朝9時30分。仕方ないので10時まで待ち、イメージライブラリに。

そこから4時30分まで途中三回の休憩をはさみながら6時間、立てこもる。ザ・篭城。


今日見たもの
アニメーション「ラウル・セルヴェ作品集」
あまりにも作風が幅広いので感想は絞れませんが、「夜の蝶」「ハーピア」の二作品が一番印象的。「ハーピア」での徹底した動作表現と背景美術は卒制に大きく影響されそうです。
アニメーション「アスパラガス」 製作・スーザン・ピット
ロバート・クラムの画風が個人的に駄目で、「アスパラガス」はちょっとあのタッチに似ててあんまりのれなかった。二作目「ジェファーソン・サーカス・ソング」はマイ・フェイバリットでした。子供達の中の夢のサーカス。サーカスというモチーフに弱い二十歳。
人形アニメ「睡蓮の人」 製作・村田朋泰
そういえば夏前に「俺は人形アニメで行くっ!」と言ってたな。と、思い出した。日本家屋の空間設計・照明計画はいいけどちょっと卒制ぽかった。なんか粗い。ところどころ。
人形アニメ「川本喜八郎作品集」 製作・川本喜八郎
出ました。ザ・神。妥協という言葉がないのか?この御仁は。「鬼」「詩人の生涯」は特に印象的名作。「道成寺」の女の顔の造形また表情に至ってはまさに神の領域。生身の人間の女優でもあんな表情作れん。
アニメーション「ソビエト・アニメーション」
ブラッドベリ原作のSF「雨はやさしく」と人形アニメ「ブラック&ホワイトフィルム」の二作品。
和服の人形アニメがいかに大変かを逆に証明する形になってしまったが、良作。中年の男がたまたま出てきた少年時代の白黒写真の中を行ったり来たりする話。中年と少年との二人の異なった孤独感をよく表現しているし、映画的な演出がとてもうまかった。
アニメーション「アルザック・ラプソディ」製作・メビウス
フランスでは巨匠クラスの漫画家メビウスの作品をフランスのTVがアニメ化したもの。フランス人らしくSFではあるものの一切細かい科学的な話はナシ。一本3分半の作品が十本ほど。日本のアニメ・漫画界に少なからず影響を与えた巨匠の作品。世界観・画力・色彩設計。全てにおいて無駄がなし。「親の言うこととなすびの花は千に一つの無駄がない」的な作品。

演劇「偶然の音楽」原作・ポール・オースター 演出・白井 晃
白井晃恐るべし。ハズレなし。話の内容はリンクで。とりあえず感想だけを書けば。素晴らしい!
物語の起伏は激しくてもいやらしくない。それでいてメリハリがある。四角い石が碁盤上に敷き詰められたシンプルな舞台だが、あまりにも無駄がなくそれぞれの場によって多様に変化してく様は秀逸。
「運命は誰のせいでもなく、また誰のせいでもあって変化していく。確かなことはそれが自分の運命だということ。」そんなテーマ。ゴツゴツした石作りの舞台は倒れる人には痛く冷たいが、しかし自分の存在もまたその固い地面の上にしっかりとあるというような感じがした。ほんとええもん見さしてもらいました。

追記 金馬亭馬生のプロフィールのリンクが間違ってた。聞いたのは十一代目ではなく十代目のだった。
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# by s-tou-takahiko | 2005-11-15 23:40 | 雑想(制作以外)
2005年 11月 14日

「後生や!お願いやから、わしを殺してくれっ!」

黒坂さんに今までの作品を見てもらい今後の課題を指摘してもらいうという約束をしていた
ので個人研に行くと院生3人と4年生3人がいた。院生のゼミの最中だった。

二人の院生の素材をちゃっかり見せてもらい、その後の面談の内容を考えていると、
黒坂さんが一言。
「この後三年の面談ですが、時間があるなら彼の作品も皆さん見てってください。」
そんなん後生やと叫べば後の祭り・・。そうだ黒坂さんはこういう人だった・・。
8ミリと平凡な遺書と進級製作を総勢7人のもと鑑賞会。後生や・・。

講評の結果として思ったのはやっぱり「平凡な遺書」は作品としては駄作だったかなと思っ
た。自虐的で感情的なな日記ほど後々読み直すのがつらいように「遺書」もやはりフラスト
レーションまかせで感情的にやりすぎてる。構成されていないしやっぱりなにより暗く落と
すってのは駄目だなと思った。映像的造形美はほめられたけどね。あかんわ。
手伝っていただいた方々申し訳ない限りです。小生の力不足にてそうらえば。

そう思わせる根拠の一つにその前に見た院生の人の作品のこともあると思う。
その人はラウラさんというベネズエラからの留学生で、向こうではすでにちゃんとしたイラストレーターらしい。まぁそれでこの人の作品がまたセンスあふれる感じでなんともきれいだった。日本に来て感動した自然や文化(こういうとせまっくるしいが)を描いているわけだけれど、それがホントに純粋な感動でやっているのがよくわかるし、なにより説明してくれてる最中に感極まって泣きだしてしまったんだから。うん。なんかあれだけ純粋な感情で泣ける人は久々に会ったし、やっぱり尊敬する。

長ったらしいわ。しゃべりすぎや。

長ったらしいが今日聞いたもの
落語 金原亭馬生「抜け雀」
部室のPSとかで聞くもんじゃぁないね。飲み代がわりに絵師が描いた雀が飛び回るという話。オチの「親をカゴカキにした。」というのがわからず、たまたま古典の今岡先生がいたので聞いたら「カゴカキ」というのは「駕籠かき」と言って、駕籠をかつぐ人で当時は身分の低い仕事とされたらしい。ただどうやらこうやらでこのオチは本来の正しいオチではないと言ってた。
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# by s-tou-takahiko | 2005-11-14 23:50 | 雑想(制作以外)