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2006年 05月 13日

「シーン1 上海の路地裏」と脚本に書く恐怖。

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     すべり台
     すべりすべりて
     あの世まで

京成曳舟駅。京島へ。
ひたすら長屋長屋。
少し中国の路地裏に近い感覚。
もうそろそろロケハン的
なこともしておきたいと思う。

いや、中国では撮影しない。
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by s-tou-takahiko | 2006-05-13 22:01 | tabi
2006年 05月 08日

廃墟をいかにして虚無とするか?

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「上大岡のガス爆発マンション」と言えばその手のロマン派の人間には有名な場所だが、いよいよ「蛍の光、窓の雪」とお別れの時間がやってきたらしくもう一度行ってきた。

内部が建設途中のまま吹き抜けになっている構造がなんとも言えないくらい深遠でツタと楓と若木から漏れる木漏れ日と相まって幻想的な場所だったが、

a0059578_23561050.jpg現実行ってみるとホントにいよいよお別れという感じで恐らく明日にはこの吹き抜けの箇所へ通ずる通路は破壊されることはほぼ明らかだった。

去年「遠山加奈子の犯罪小説」という話を練っていた時、加奈子の考えた犯罪小説の主人公の男がかつての強盗仲間と出会うシーンという部分があり、なんとなく描いた当時のイメージ画は確実にここの印象だったのも今は懐かしい話。


何も関係はないですが、帰りにはイサム・ノグチを見てきました。
考えさせられるというよりは「腹にすっとおちて落ち着く」という感じでした。
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by s-tou-takahiko | 2006-05-08 00:01 | tabi
2006年 05月 03日

東京大学大学院理学系研究科附属植物園殺人事件。

a0059578_05416.jpg(訂正)タイトルが完全に「英国式庭園殺人事件」なのでシンメトリー構図にやっぱりすべきかと。

ジジくさい趣味だなと思いながら、ツツジを見に行こうと小石川植物園(正式名称・・東京大学大学院理学系研究科附属植物園)へ。

チケット売り場に行くと、
なぜかシャルルが!
クリストフ・シャルル!親子でいた。木陰でたたずむ二人。いい父親に見えた。

しかしなぜここでシャルルなのか。アイツでもなくヤツでもなく。
このあまりにも必要性のない偶然が意味深。

あとは帰りに寄った神楽坂の神社でどうやらパフォーマンスが来週辺りやるらしい。
イヌイット・イヌーク。名前とポスターの感じが良さげなので行けたら行ってみたい。
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by s-tou-takahiko | 2006-05-03 21:17 | tabi
2006年 04月 29日

世界はロケ地でできている。

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一年ぶりの8ミリ。引き伸ばしてみると袴の人物の上にいる人物が伊藤君に見えてきました。

27日に行けなかった都立大学(正確には首都大学東京)へ。

本来の目的は劇団の芝居なハズだったが気づいたら学内建物散策



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学内のハジまで行くのに20分以上かかるこのクレイジな大学の建物はもっとクレイジ!
37・7度の体温を朝一で出したのが嘘のような盛り上がりである。

世界はロケ地でできていた。
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by s-tou-takahiko | 2006-04-29 21:02 | tabi
2006年 04月 26日

さよなら、さよなら、トラフィック。

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いよいよ来月初めで交通博物館が閉鎖。
重い腰を上げ、友人二人と万世橋へ(一人は遅刻)

その前に寄った地図専門店で昭和29年に作られた航空写真地図があり、なんとなく我が家を確認し甘く感動する。




a0059578_22155893.jpg壁の色、窓枠の作り、ガラス板の仕切りの甘さ。いかにも時代。建物フェチにもたまらないがやはり今日はなんといっても「トラフィック=交通」メイン。
映画「陽炎座」に出てくるような清順チックな客車。実寸大で見る線路のポイント切り替えの機構。みんなの憧れ機関車C57の運転席のバルブや計器の群れ、集合体ことオブジェがたまらない。


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さらにはこの博物館の所蔵する船舶模型がなんとも子供心にトップギア。あまりの大きさに写真に収めにくいことこの上ない。興奮するとこおを見ると実は「船」の方が好きなのかもしれない。

しかし今日あの場にいた老人、親父、青年、子供。彼らのまなざしの輝きと熱さはさながら「ニューシネマパラダイス」よろしくトレナトーレ好みの微笑ましさがある。
そうだ。一人一人のどですかでんなのだ。

ちなみに参加した内の一人S女史は実寸大で再現された旅客機の機内のリクライニングシートでずっと眠っていました。ここらへんが「男の子」と「女の子」なのでしょう。
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by s-tou-takahiko | 2006-04-26 22:42 | tabi
2006年 03月 30日

上海旅路事之顛末。

帰ってきてようやくネットをつなぐと周りがどうやらあわただしい。
進級製作展の最終日に唐十郎を見にいったときと同じ気分だ。

相変わらずイヤな感じの現実回帰と戦線離脱気味の自己嫌悪こそ満開。
いいじゃない。上海だもの。a0059578_21511340.jpg
「懐かしい」という言葉が出ないハズの建物ばかりだけれど、なんだか「懐かしい」。なんか色んなイメージが頭の中に錯乱しているような気がする。
この国は漢字の氾濫した国であり、かつ白人にも黒人にもなれなかったお隣さん同士の国だから不思議な国だ。この国は。




a0059578_221932.jpgサギ師だったのか良い人だったか最後までわからなかった途中で出会った李氏。自分と連れの二人に茶器を豪儀に買い与え、最後にはタバコの代金を代わりに払ってくれといったなり、「箱」でなく「カートン」で買おうとするから恐れ入る。これが「大陸的詐欺」なのか「大陸的渡世」なのか。

自分より明らかに5歳以上年下の女の子が連れに声をかける。となりには母親がいる。道がわからないかと思いきや段々「ハングル」という言葉が「ハングリー」だということに気づく。じゃあと言ってついありあわせの飯代を渡すと今度は故郷の南京に帰れないと言い出す。
本来なら「ふざけんじゃねぇ」の一言ありきだが、どうやら「不幸な少女作戦」に見事に敗北し、気づけば財布から50元が消えていた。


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出かける前に聞いていた「学生街の喫茶店」を口笛で吹くことに挑戦すると、裏路地の匂いがあまりにもきつい。
鳥を油でひたすら煮ているような臭い。
胡椒でも酢でもないなにがしかのきつい香辛料の臭い。
目黒川の臭い。
山手線のなかの仙人の周りに漂う臭い。この四種類がもれなく一種類もしくは混合でやってくる。食べ物のカス。痰。吸殻。何かの残骸。魚のうろこ。食べ物のカスだったなにか。このフレバーがこの裏路地をさらに迷路迷路を約束する。
迷路迷路迷路・・・。



a0059578_22261160.jpg帰国する前日にジャズバーという平常時なら明らかに敷居の高さ故に挫折していたであろう場所に入ってみる。
上海のジャズバーに関しては村上春樹の短編のみの情報しかもちあわせていない。唯一苦くないと思う青島碑酒を飲みながら卒制の構想をすっかり忘れていたことを思い出す。
ヤマクラ氏の上映だとかスズキ氏の大規模製作だとかタケウチ氏の受賞だとか世間はどうやらすごいことになっている。しばし考え込む。
バックレるか。バックレるのか?いっそこのまま旅の恥は掻き捨ててしまおうかとも思うが、ジャズバーの8倍は敷居が高い。しかもあっさては試験だし。・・帰らんと。
11時になってしまい地下鉄が終電を過ぎたのでようやく帰る決心を固めてウェイターを呼んだら少しだけ話した中国人と日本人のビジネスマンがどうやら勘定を払ってくれたらしい。
名もしらぬ隠し酒場の三商人。ありがとう。どうやら帰ってこれました。
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by s-tou-takahiko | 2006-03-30 22:41 | tabi
2006年 02月 26日

伝説も確かめたのなら伝説じゃない。

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国分寺から終電で我が家へと帰り、朝イチで横須賀へ。目指すは東京湾唯一(おそらく)の無人島猿島。

一時間に一本のフェリーの時間に対し、大幅に道の選択を誤ったため海兵隊の集う近所のマックにて一時間待機。そして荒波を超えて単身仲間の待つ猿島へ。舟の先頭にいるとなんとなく金田一耕介の気持ちがわかった。

黒澤明の映画「夢」で言うところの寺尾聡の後ろから兵隊がついてくるシーンにあたるようなトンネルを抜け、すでに島の山頂にいた仲間らと合流。写真のS氏はポーランド旧教徒なのでお祈りを欠かさない様子。神々しい。そして島の反対側の洞窟へ。ただの横穴かと思うと結構深い。目分量で20メートルくらいの距離をフラッシュとライターとモバイルライトで探検(教訓:一瞬しか光らないフラッシュは恐怖でしかない)

一通り島を巡り、島の案内役だった八ツ墓村でいうところの双子のおばあさん的なHばあさんが「どこかに秘密の階段と部屋があるらしい。」というRPG的発言。探索開始。
大幅に規定のルートを破り、道なき道をなぜか先頭で進む。しかしこの小さい島にまさかそんな隠し部屋なんて・・・

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隠し階段っ!
・・・ホントにあった隠し部屋。雑草が茂って半分坂に近い階段。
そしてこの猿島の胎内へとわれわれは深く潜っていくのだった・・・。

そして・・・。

そこには・・・・。


!!
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by s-tou-takahiko | 2006-02-26 01:56 | tabi
2006年 02月 23日

ちょっと中国に行ってきます。

中国に行けることになった。なったのさ。
出発は三月の後半。目指すは上海。
コンテにしてみるとこんな感じか。

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とりあえずあとは東京都美術館の芸大の卒業制作展を見に上野へ。
おととしの衝撃というか印象がまだ残っている分多少作風の傾向が見えてきて新鮮味は薄れた感は何様ながら否めないけれどもそこは芸大。背丈を越える巨大な作品。相変わらず日本画科の幻想作品群は好印象。時間がなく一周しかできなかったことが心残り。
受付には一冊2,500円の立派な冊子がお出迎え。芸大卒制作品の全てが収録されているのでまぁ買って損はないのではなかろうか。

ここらで見たもの
映画「ロビンソンの庭」(1987) 監督 山本 政志
「見方がわからない」という感想。娼婦が廃墟を自分の家に作り変えみんながのほほんというか楽しく(?)暮らしているという設定にしては序盤リアルなドラマとして認識していた自分にとっては後半の幻想世界に引きずり込まれるにしてはどこか説得がなされておらず乗り切れないという印象。この時代の風俗(衣服とか音楽って意味で)がどうやっても拒否反応があることもあるかもしれない。自分の中ではこの時代はたぶんいや、かなり暗黒時代扱い。そう思うと今、改めて映像化されたなら衝撃を受けたかもしれないと思い少しやりきれない。
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by s-tou-takahiko | 2006-02-23 23:16 | tabi
2006年 02月 19日

さぁパスポートなんぞをとって、

さっさと高飛びしちまおう。

アイツの遺骨を撒きに行こうっ。
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by s-tou-takahiko | 2006-02-19 00:18 | tabi
2006年 02月 08日

ザ・ロング・アンド・ツヅラオリ・ロード

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追ってきた。」

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川端康成著、小説「伊豆の踊子」の冒頭ってのがこんな感じ。ここは覚えてた。
別にファンでもなんでもないけれど伊豆、修善寺方面にtabi。
ここは名所の一つ。修善寺からバスで1,380円という山中にある河津七滝(ななだる)の一つ、初景滝。今、見るとこの踊子の右手のカンジはなんなんだろうな。
ガッカリとは言わないけど、地味と言うか割と押しに欠けるのがここ一年間での私的伊豆論考。やっぱり滝は夏に来てこそ。悦にひたれるのではなかろうか。
まぁ自分も伊豆もフォローしたいのでまあ良いトコロでした。

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上のは30mと一番でかかった。赤目四十八瀧と比べ近寄れないのがやるせない。
この後、「温泉に行きたいのよ。」という発案をするも却下される。
山を下り河津から太平洋を眺める。冬の寒村の海は連れでもいないとただ悲しいばかり。
帰りに熱海へ。かつてなくした鳴門海峡キティストラップに変わる新しいストラップを買ってご帰還。帰りはひたすら思い出話。あいつがどうなったかとか、次の同窓会にだれが来るかとか。次の同窓会は三月なれど、幹事ともめにもめたので参加の可能性は希薄。
「おまえ、いま、すっげえぶん殴りたい。」と言われ電話を切られたのは去年の冬の話。

下は今日一番奇麗だったトコ。・・入りたかった温泉に最大限接写。

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by s-tou-takahiko | 2006-02-08 22:05 | tabi