2006年 02月 20日

「はぁい。ハトが出ますよ!」

まだ写真が普及していない明治時代。レンズに視線を集めるためにこう言ったとか。
今で言う「ハイ、チーズ」の元祖といえるようなもの。
寺山修司の遺作映画「さらば箱舟」のラストで宮口精二が言っており、今日はこういう場だったので言ってみたが・・・まぁ一応みんな向いているようだからよしとしよう。

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八王子での六大学上映会FILMENが終了。
数十人の人々の感想用紙がつもると「見てもらったのね。」という気持ちになり嬉しいもの。
やっぱり「これはいただけない」的な意見もありきで多少へこむこともあるけれども、ファンタスティック映画祭の事務員の人から脚本ありきの映像化の話もしてもらったりと「あの誰もいない街ももうちょっと愛してやろうかな。」などと思いはべりつつやっぱりなんだかんだで収穫ある上映会でした。

昨夜見たもの
映画「孔雀」(1998) 監督 クリストファー・ドイル
金城武主演と頑なに言った自分をまず反省。浅野忠信でした。撮影監督として有名なドイル氏今のところ唯一の監督映画。香港という人が複雑に流れる街の片隅のゲイバーで回想を繰り返す人々の物語。といっても実際ドラマというよりだいぶ詩的。
自主映画のノリに近い手持ち&機能遊び(シャッタースピードとか露出、早まわし)がぶっ飛ぶほどに奇麗で幻想的な映像に仕上がる様は鬼才という名にふさわしく、主人公の中のあふれるほどの過去の記憶がうまく象徴されているような気がしてなんともよい感じ。思い出の海への道をカメラが駆ける映像と見事な弦楽器演奏が「思い出ってこういうものであって欲しいもの」というウキウキさせてくれるなかなかの当たりくじ。
青をトーンにした映画は割と冷たかったり孤独感が感じがするものですがこの作品だとだいぶポジティブに見えたのも印象的。
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by s-tou-takahiko | 2006-02-20 02:10 | 雑想(制作以外)


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